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知らせ

2023年 1月

支援者向け講座、ダウン症の探求と実践 ~伴学プログラム~  第二回「青年期をサポートするために」と、

青年期の当事者向け講座、「あんたたち、生きてるで!」を同日開催しました。

箕面市立船場生涯学習センター5階 多目的室

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「積水マッチングプログラム」2022年度プロジェクト助成を

受け、【ダウン症児の社会性スキルを育む~体験を通して学ぶ】

の一環として、当事者向けと支援者向けの二本立てで講座を開講

しました。

講師は、以前からめばえ21のアドバイザーでもあり前回の

「伴学プログラム」受講後アンケートで、もう一度お話しを聴き

たい講師リクエスト1位の香川大学教育学部 特別支援領域 坂井

聡先生です。

ダウン症児の乳児期・幼児期の療育やサポートについては、ここ

近年でかなり手厚く受けられるようになってきた気がします。

保育園や幼稚園でも、支援の必要な子どもたちへの手だてを学ぶ

保育者や先生が多くなり、とても心強い限りです。

しかしながら、学童期からの青年期にかけて、かなり置かれた環

境によって支援やサポートの質にばらつきがあるなあというのが

気になっています。当たり前に反抗期もやってきますし、友人や

周りの仲間と自分を比べて落ち込んだり、悔しい思いをしたり…。

これまでは、親や先生を喜ばせたくてふるまっていたこともめん

どくさく感じたり、やりたくない!と自我が表に出てきたりしま

す。ダウン症をはじめ知的障害や発達障害のある人たちは、学校

や家庭から外の世界に出た時に、未知の世界にふれて自分に自信

を持てなくなるケースが多いようです。

そんな青年期の方たちへのサポートは、まだまだ足りないのでは

ないか?この時期にどのようなコミュニケーションをとればいい

のか?どのようなアイデアがあるのか?

前半を青年期の当事者のみなさんを対象に。対面型で後半はオン

ラインで、伴学プログラム受講者を中心に開催しました。

「あんたたち、生きてるで!」という刺激的なタイトルは坂井聡

先生の命名です。いい子にならなくてもいいし、悩んでも迷って

も失敗してもいい、自分の人生を生きるんやで~という坂井先生

の思いが込められました。

当事者講座には、中学生から大学生までの15歳~22歳、10

名が参加しました。支援者向け講座は48名がオンライン受講しました。

 

【ダウン症児の社会性スキルを育む~体験を通して学ぶ】プロジェクトでは、上記の講座の他にも、デイサービスめばえ21の活動の中で、中高生の利用者さま対象に、体力づくりや料理をつくる、イベント出展でスタッフをやる、アートを楽しむ、余暇活動を広げるヒントを提供する、自由研究をしたり、自分たちでやりたい企画を考えてもらい(今回は恐竜の研究がリクエストされました)スタッフにプレゼンをし、一緒に計画を立てて兵庫県三田市の自然史博物館に行くという遠足も実現できました。一年間で80名の参加がありました。

 

一年間ご支援をいただいた積水マッチングプログラム会員の皆様、心より感謝申し上げます。皆さまのおかげで、子どもたちのチャレンジや体験の幅が確実に広がり、深まりました。ありがとうございました。

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